専門技術

その他の作業

旋盤加工済部品の表面をクリーンで完璧な仕上げとするためにPolydecではその他の作業を含めた一貫サービスを提供しています。

これらの作業は社内で行う場合と信頼できる外部パートナーが行う場合があります。ほとんどの外部パートナーは認証を受けています

切削済部品には個別のご要望に合わせた仕上げをいたします。こちらからご要望をお聞かせください

バルク処理

熱処理

熱処理によって金属の構造を変化させ必要な硬度を得ることができます。Polydecでは、一部の熱処理を社内で行い、その他は認証済のパートナーに委託しています。

焼き入れと焼き戻し
たいていの場合、次のような理由により熱処理と焼き戻しが必要となります。

  • 機械的摩耗を減らす
  • 部品の寿命を伸ばす
  • 組み立て中の変形による問題を防ぐ
  • 機能を保証する(検査用プローブなど)

スチール鋼は、工作物を800℃から1000℃に加熱した後、急速に冷却することにより硬度が得られます。この処理でスチール鋼を硬くはなりますが、より脆くもなります。脆さを低減し程よいバランスを達成するため、望む硬度によって一定の温度にまで工作物を再加熱します。このストレス除去の工程を「焼き戻し」と言います。

Polydecでは当社の厳しい品質基準を満たすことのできる信頼できる専門家に委託してこれらの処理を行なっています。

析出硬化
従来型の焼き入れ同様、析出硬化でも工作物の機械的強度が高まります。この工程はベリリウム銅、Arpal、パラジウム合金など、特定の合金に用いられます(スチール鋼には不適)。

工作物を300℃超の温度に2時間熱し、その後ゆっくりと冷却することで硬度を高めます。

この処理は自社工場内でのみ行われます。

浸炭
浸炭は工作物の表面層に含まれる炭素量を高める工程です。この工程では900℃から980℃で数時間二酸化炭素ガスを拡散させます。

その後析出硬化を行うことが可能です。

このように浸炭では、スチール鋼の特性を維持したまま工作物の表面層を硬化させることができるため、工作物の耐摩耗性が向上し脆性が低下します。

Polydecでは当社の厳しい品質基準を満たすことのできる信頼できる専門家に委託してこれらの処理を行なっています。

研磨/マイクロ研磨(tribofinishing(摩擦仕上げ)、trowalising(バレル仕上げ))

摩擦仕上げ、バレル仕上げなどとしても知られる研磨およびマイクロ研磨(マイクロ工作物向け)は、一般的には硬化後の工作物から摩擦によってバリを取るために用いられます。工作物を様々なコンパウンドやメディア(セラミック、銅、スチール鋼、プラスチックなど)と混合し、工作物のサイズや容量に適した振動バレルの中で数時間、長い場合には数日にわたり撹拌します。

研磨後の工作物はより滑らかで光沢を増しはるかに良好な仕上がりとなります (多くは≤ Ra 0.1 µm)。

焼き戻しと研磨を組み合わせることにより、処理をした部品の寿命が延長します。

旋盤加工済部品の研磨およびマイクロ研磨はすべてPolydecの自社工場内で行われます。

化学研磨

化学研磨では工作物を酸性液体に漬け込み、表面の粗さ、バリ、その他の表面の不具合を除去します。その分処理前には余分な厚さがなければなりません。

この処理は外から届きにくい場所への処理に特に効果的です。しかしながらすべての工作物に適しているわけではなく、尖った形状の工作物では先端や角が鈍くなります。

これらの処理に関しては、Polydecは当社の厳しい品質基準を満たすことのできる信頼できる専門のパートナーに委託しています。

サンドブラスト・マイクロブラスト

サンドブラストやマイクロブラストでは工作物の表面に対して砂やマイクロビーズを高速で吹き付けます。圧縮空気を用いるこの工程は、バリ取り、クリーニング、美的目的のために行われます。用いるパラメーター(粒径、空気圧など)を調節することにより様々な効果を得ることができます。

メッキ処理

保護や装飾の目的でメッキ処理が必要とされる工作物もあります。

メッキ処理では化学薬品槽を使って工作物の金属コーティングを行います。

  • ニッケルメッキ
  • 金メッキ
  • スズメッキ
  • ロジウムメッキ

これらの作業の目的は、工作物を酸化や腐食から保護することです。時計製造部品の場合、これらの処理により美的風合いを持たせられます。電子部品の場合には、導電率を高め信号の伝達を向上させられます。

この他に工作物を酸化から保護できる方法として、別材料で被覆する以外に、次のような他の材料を使わない処理方法もあります。

  • 不動態化
  • エピラム処理

これらの処理に関しては、Polydecは当社の厳しい品質基準を満たすことのできる信頼できる専門のパートナーに委託しています。

二次作業

“フロスティング”

フロスティング は工作物に粗い表面を作りだすのに用いられる表面仕上げ工程で、Polydecにおいてのみ行われている手法です。成形プラスチックの部品に工作物がしっかりとフィットし滑らないようにすることを目的として行われています。

この作業は以下の二つの方法のいずれかで行うことができます。

  1. 旋盤上で直接行う方法。時間とコストが節約できます。
  2. 社内開発設計による自動仕上げ機上で二次作業として行う方法。次のような利点があります。

  • 工作物のほぼ全長にわたってフロスティングを施すことができる
  • 工作物の変形が少ない
  • 最終作業として行うので(硬化済工作物を含む)より深い凹みをつけることが可能。

旋盤上で直接行う場合も二次作業として行う場合も、この仕上げ作業は先端にダイヤモンドのついたツールを押し当てて行います。大量の部品への二次作業に対応するため、当社では独自の機械を社内開発し、この目的に特化した仕上げ部門を置いています。

サンレイ仕上げ

サンレイ仕上げは工作物の平坦面に太陽光のような放射状の模様が現れるようにする装飾的二次作業です。

工作物を回転治具に取り付け、工作物とは逆向きに回転するスピンドルを使って中心を通る細い直線をたくさん描きます。これにより光線のような模様が作り出されます。

この処理はすべて自社工場内で行われます。

ローリング

ローリングは部品のピボットの表面を非常に厳しい許容範囲で研磨・硬化する二次作業です。

半円形の「ターゲット」ノッチに部品をセットし、歯車または摩擦駆動装置で回転させます。硬質金属でできたベル型歯車で押しつぶされ、ピボットはひずみ硬化をうけます。必要であればマイクロ研磨でバリを取り除くこともできます。

この作業の目的は、部品の摩擦を減らし表面硬度を高めることにより寿命を伸ばすことです。

研磨

研磨は切削(旋盤加工、フライス加工など)の痕跡を取り除くために工作物の表面に対して行われる平面研削の工程です。

この作業は、仕上げを平滑にするためにバルク研磨の前に行うことが可能です。また、ブラック研磨の準備として必須の工程です。

ブラック研磨/鏡面研磨

ブラックあるいは鏡面研磨は加工物(偏心ぴんやネジ頭など)の表面に鏡面効果をもたらす仕上げ作業です。一般的には、精密時計製造で外から見えるムーブメントの部品にこのような研磨を行います。

加工物を窪みのついたプレートに嵌め込みシェラック樹脂で固定します。プレートのこの面を研磨用回転台に当ててプレートを回転/逆回転させます。鏡面効果を得るためにはこの時に工作物とラップ盤との間に研磨液を塗布する必要があります。

最後に特殊な溶剤を用いて残った樹脂を除去し工作物をきれいにします。

Polydecは当社の厳しい品質基準を満たすことのできる信頼できる専門のパートナーにこれらの処理を委託しています。

ブルーイング

ブルーイングではスチール鋼製の工作物を290℃超に加熱することにより意図的に酸化させます。この作業の目的は、時計のムーブメントなどに美しい青色をつけ、また腐食耐性を高めることです。

Polydecは当社の厳しい品質基準を満たすことのできる信頼できる専門のパートナーにこれらの処理を委託しています。

PVD(物理蒸着)

PVDの技術は、工作物にすでに行われた表面処理を残しつつ、美的目的で繊細な着色被膜をその上に重ねるために用いられます。

この層は100℃から150℃の温度でスパッタリングにより蒸着します。

この技術は特に高級品の装飾部品に用いられます。

Polydecは当社の厳しい品質基準を満たすことのできる信頼できる専門のパートナーにこれらの処理を委託しています。

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